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<参院選宮城>村井知事 応援バランス巧妙

宮城選挙区での沈黙とは一転、公明比例候補の街頭演説で両手を挙げる村井知事=3日、仙台市青葉区

 現職同士が1議席を争う参院選宮城選挙区(10日投開票)で、村井嘉浩知事が巧妙なバランス感覚を発揮している。再選を目指す自民党現職熊谷大氏(41)、4選を期す民進党現職桜井充氏(60)のどちらも応援せず、「中立」を強調。一方、比例代表では3日、公明党候補の応援に駆け付け、自公政権寄りの姿勢をしっかりアピールした。
 仙台市青葉区のアエル前であった公明の街頭演説会。支持者ら約200人を前に村井知事は「自称、公明党のアイドル村井です」とあいさつして会場を盛り上げ、「公明党議員の支援で震災復興は前進した。ぜひ当選させなければならない」と持ち上げた。
 村井知事が今回の参院選でマイクを握ったのは初めて。宮城選挙区では自民候補を応援した前回参院選(2013年)から一転、今回は「熊谷、桜井両氏とは等距離」と沈黙を貫く。
 13年の知事選で村井知事は熊谷、桜井両氏から支援を受けた。熊谷氏は松下政経塾の後輩で、自民はかつて県連幹事長を務めた出身母体。東日本大震災時に旧民主党政権で財務副大臣を務めた桜井氏とのつながりも深い。「心情的に片方だけを応援するというのは難しい」と明かす。
 街頭や集会での応援演説は引き受けないが、両現職とツーショットで握手を交わす写真撮影には応じ、恩を売ることは忘れない。村井知事は「当選しても落選しても、2人とは今まで通りのお付き合いができる関係だ」と強調している。


2016年07月04日月曜日


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