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<ブルーベリー>収穫の助っ人任命

生産現場で摘み取り方の指導を受ける収穫ボランティアら

 宮城県富谷町は、町特産ブルーベリーの収穫を手伝うボランティア制度を今季から導入する。人気の高まりの一方で続く供給不足を解消するのが狙い。町は「初の試みだが、これで収穫が増えれば」と意気込む。
 町内でのブルーベリー栽培は1983年に始まった。現在は生産組合の農家24戸が計4.2ヘクタールで栽培。2015年度は1.5トンの収穫があった。今年5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)で、町産ブルーベリーを使ったジュースが提供されるなど、生産拡大とともに特産品としての認知も上がってきた。
 一方、農家の高齢化や収穫時期が夏場の1カ月間に集中することから、成熟しても摘み取られない実が出るなど、「人手不足で収穫できず、結果的に供給が不足する状態」(町産業振興課)にあった。
 そこで、町は本年度、初めて収穫ボランティアの募集を決め、応募のあった町内の14人を「とみやブルーベリーサポーターズ」に任命した。ボランティアは50〜70歳代の主婦らで、8月上旬までの間、週3日、各3時間程度、農家を訪れて摘み取り作業を手伝う。摘み取ったブルーベリーは主に生食用として「ゆうパック」で全国配送する。
 6月28日に役場であったサポーターズ結成式で、講師として摘み取り方を指導した、町ブルーベリー選任アドバイザーの佐藤一夫さんは「摘み取り期間が短い上に一粒ずつ収穫するため、人手が必要。手伝ってもらうことで収穫量が上がれば」と期待を込める。
 町産業振興課の担当者は「人口増が続く富谷町は、新たに住民になった人も多い。摘み取り体験を通じて新旧住民の交流の一助にもなればいい。ブルーベリーのさらなるPRにもつなげたい」と話す。


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2016年07月04日月曜日


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