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<リオ五輪>タカマツ「最高のプレーを」

頂点を狙う高橋(左)と松友=いずれも2016年6月20日、河北新報社

 バドミントン女子ダブルスの世界ランク1位、高橋礼華・松友美佐紀組(日本ユニシス、宮城・聖ウルスラ学院英智高出)が日本バドミントン界初の金メダルを目指す。高校時代から続く、1学年違いの10年目ペアは「最高の舞台で最高のプレーを見せる」と頂点を見据える。
 息の合った連係は2007年秋に始まった。当時、同校の田所光男監督(現総監督)は「2人の性格の違い」をペアを組ませた理由に挙げる。本人たちが「全然想像しなかった」(高橋)という意外な組み合わせは順調な滑り出しを見せる。
 ダブルスを組むと互いにぶつかったり、コンビネーションが合わなかったりはよくあること。それでも1学年下の松友は「自然と2人の役割がはっきりしていた。かみ合っていた」と振り返る。
 松友が前衛で相手を崩して、高橋が後ろから強烈なスマッシュを放つのが2人の特徴の一つ。高橋は「後衛で自分がこれだけ打てるとは分からなかった。松友と組むことで、互いの良さに気付けた」と強調する。
 女子のダブルスは試合が2時間を超えることがある。過酷な日程で力を出し続けた2人には並外れた体力と忍耐力があった。同校バドミントン部の別名は「ウルスラ駅伝部」。ひたすら走り込む山合宿をはじめ、高校での経験は貴重な財産となった。
 主将だった高橋は学校で1時間、遠征先でも1時間半、走らされることがよくあった。「怒られた理由を考えて来いと言われて走り、理由を言いに行ったら、違うと言われてまた走り…」と苦笑いする。
 「ウルスラで走った経験は無駄ではなかった。長時間になりやすい試合でも脚がつったことがない」と高橋が胸を張れば、松友は「気持ちの面で強くなった」とうなずく。
 本番まであと1カ月。「10年組んだ思いを最高の舞台でぶつけたい」と先輩が強気な姿勢を示すと、後輩は「やってきたことしか本番では出せない」と自然体を貫く。杜の都で誕生した「タカマツ」ペアの頂点を目指す戦いが間もなく始まる。
(剣持雄治)


2016年07月05日火曜日


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