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<区画整理>大槌の想定人口 計画半数未満に

大槌町が作製した地図。未利用地を示す白が目立つ

 岩手県大槌町は4日、東日本大震災で被災し土地区画整理事業が進む町中心部の現時点の想定人口が、計画(2100)の半数未満の985にとどまるとの見通しを公表した。人口が戻らず、多くの未利用地が生じる懸念がある。町は住宅再建が未定の被災者や商店など事業者の誘導策を検討する。
 仮設住宅の被災者らを対象にした住宅再建の意向調査から割り出した。公表に同意した世帯や事業者の再建場所、公共施設の位置を示した地図も県内沿岸被災地で初めて作成した。
 「町方地区」と呼ばれる中心部では、区域30ヘクタールに宅地545区画を造る計画。住宅再建を予定するのは134世帯で、災害公営住宅は302世帯が申し込んだ。計436世帯に町の世帯平均人数(2.26人)を掛けて算出した。
 区域内に土地を所有していても既に別地域に住宅を再建したり、災害公営住宅に入居を決めたりした被災者は調べていない。今後は地権者全体に調査を広げ、未利用地の活用に必要な施策に生かす。
 町方地区では一部で宅地を引き渡しており、2日にメインストリートの県道大槌小鎚線(約1キロ)が開通した。平野公三町長は「(未利用地で地図が)真っ白な状況をどうするかを考え、しっかり対策を取りたい」と語った。


2016年07月05日火曜日


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