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<18歳選挙権>不在者投票「最後の訴え」

不在者投票の手続きに臨む野地さん

 参院選(10日投開票)で18歳選挙権が導入されたことを受け、県外から多くの学生が集まる「学都」の仙台市では、親元を離れて暮らす学生らに市選管が不在者投票の活用を呼び掛けている。不在者投票は9日まで可能だが、投票用紙が手元に届くまで一定の日数がかかるためぎりぎりのタイミング。市選管は「最後の訴え」に懸命だ。
 下宿先で住民登録してから選挙人名簿登録日(6月21日)まで3カ月未満の場合や、実家に住民票を残したままのケースは旧住所の自治体で投票することになる。
 佐賀県唐津市出身の東北工大2年野地修平さん(20)は初めて不在者投票を利用した。「郵送でのやりとりが面倒だったが、手続き自体は思ったより簡単だった」と話す。
 インターネットで入手した不在者投票請求書兼宣誓書に理由などを記入し、住民票がある唐津市の選管に郵送。4日後、投票用紙が下宿先の宮城県柴田町の祖父宅に届き、出掛けやすい青葉区役所で投票した。投票用紙は仙台市選管から唐津市選管に郵送される。
 野地さんは若者の投票率向上を目指すNPO法人ドットジェイピー(東京)宮城支部のメンバー。「実家に戻らないと投票できないと思っている学生も多い。不在者投票はあまり知られていない」と指摘する。
 不在者投票の対象となる学生らの数は各選管も把握していない。仙台市の場合、住民登録をせず暮らす18〜22歳を国勢調査人口から住民基本台帳人口を差し引いて推計すると、約1万3800人(2010年10月時点)。一つの目安だが、決して少なくない数だ。
 仙台市では9日午後8時まで、5区役所と秋保、宮城両総合支所で不在者投票を受け付ける。市選管は「開票日の10日までに旧住所の選管に届かないと、せっかくの1票が無駄になる。早めに手続きしてほしい」と訴える。


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2016年07月06日水曜日


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