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<参院選青森>投票率最下位脱却へ期日前に力

「投票で幸せになる」というイメージで飾り付けられた青森大の期日前投票所
エルムで投票した人限定の「お買い得クーポン」

 国政選挙で全国ワーストの投票率が続く青森県で、汚名返上に向け、期日前投票所に足を運んでもらう取り組みに力が入っている。商業施設や大学など、2015年の知事選より27カ所多い100カ所に期日前投票所を設け、有権者の呼び込みに余念がない。
 県選管によると、ショッピングセンター(SC)といった商業施設に設けた期日前投票所は県内8市の計9カ所。うち5市の6カ所では、投票所を訪れた人にクーポンを提供している。
 今回初めて投票所が設けられた五所川原市のエルムショッピングセンターでは、施設内の27店舗で使えるクーポンを配布。「ソフトクリーム50円引き」や「生ビール1杯半額」「ゲーム1プレイ無料」などさまざまな特典がある。
 「市内の期日前投票者数は4日時点で約5000人で、うち6割がエルムで投票している」(五所川原市選管)と効果は上々。エルム運営会社の担当者も「買い物ついでに投票する人が多い」と語る。
 県選管の担当者は「期日前投票者数の中間集計でも、商業施設に投票所を設けた自治体の好調さが目立つ。クーポンも投票率を押し上げる要因になっている」とみる。
 さらに若年層の投票率向上を目指し、青森市と弘前市の5大学に期日前投票所を設けた。青森市内の3大学では、県選管が任命した若者らによる「あおもり投票率向上サポーター」の発案で、入りやすさに配慮した投票所が開設され、投票用紙交付係や投票立会人を学生が務める。
 5日、青森大に設けられた投票所は、色とりどりの風船や花柄のテーブルクロスでデコレーション。「投票しに来てくれてありがとう」「私たちで日本を変えよう」とのサポーターのメッセージが書かれた手作りポスターが掲示された。
 投票した同大社会学部1年の沢谷麻美さん(18)は「初めての体験で緊張したが、飾り付けを見て気分が明るくなった。今の政治はお年寄りを優先しているように思うので、投票できて良かった」と話した。


2016年07月06日水曜日


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