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<アウガ>支援条例案否決 市議会迷走不安の声

 経営難に陥っている青森市の複合商業施設「アウガ」を運営する第三セクター「青森駅前再開発ビル」支援を目的に、アウガの修繕積立金から約1億円を支出するための条例案が、5日の市議会臨時議会で反対多数で否決された。三セクの資金ショートは目前に迫っており、テナントや地権者から、不安や疑問の声が上がっている。
 条例案は、市議会各派代表者会議での議会側の提案を受け、市が当初転用を予定した2億円を、テナントに返還する営業保証金約7600万円と三セク整理のための弁護士費用に限定した計1億円前後とすることで一致し、修正して提出された。しかし、臨時議会では8人の質疑の後、賛成13、反対21で否決された。
 鹿内博市長は「市議会側の提案だったので否決は想定外。残念だ」と厳しい表情で語った。同意していた条例案を否決したことについて、反対した会派の代表は「市長の進退に関する発言があいまいだった」と理由を述べた。
 支援が不透明となり、アウガ内の店舗にも動揺が走った。地権者からは「どういうことなのか。アウガに関して市議のチェック機能が果たされておらず、悲しい」「自分たちにとって、市長の進退は別問題」と嘆く声が聞かれた。
 別の関係者は「何のための議会だったのか、議論の目的もよく分からなかった」とため息をつく。「これまで課題をしっかりと話し合わなかったことにも原因があるが、反対した市議も代案を出すべきではないか」と話した。


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2016年07月06日水曜日


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