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食肉加工「アマタケ」 復興団地で新工場稼働

 食肉加工・販売のアマタケ(岩手県大船渡市)は5日、宮城県多賀城市八幡一本柳地区の工業団地「さんみらい多賀城・復興団地」に建設していた多賀城新工場で操業を始めた。首都圏などへ出荷する商品の加熱加工を一元的に担う拠点となる。
 同社は東日本大震災で陸前高田市の加熱加工工場が被災し、大船渡市の本社工場に機能を集約し生産を続けてきた。復興需要に伴う人手不足が深刻なため、生産体制を見直し、主要出荷先の首都圏へのアクセスがいい復興団地に新工場を整備していた。
 新工場は敷地面積約1ヘクタール、建物は鉄骨2階で延べ床面積約5000平方メートル。主に自社で生育した鶏肉「南部どり」を使ったサラダ用商品などを製造する。総工費は20億円。地元採用者を含めて50人が働き、年商30億円を見込む。
 現地で5日、竣工(しゅんこう)式があり、関係者約100人が出席。甘竹秀企社長は「被災地全体の復興に貢献する企業を目指す」と語った。
 復興団地は三陸自動車道多賀城インターチェンジに近い利便性が特長。市沿岸部の工場が津波などで被災した場合に事業継続を支援する津波復興拠点の役割も持つ。立地する工場で完成したのは6月29日の松島蒲鉾本舗(宮城県松島町)に続き2カ所目。


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2016年07月06日水曜日


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