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<参院選ここに注目>戦争の危険性ないのか

米屋 智子(よねや・さとこ)秋田市出身。北海道浅井学園大(現北翔大)卒。秋田市内の会社に勤務し、11年退職。市民グループ「つながるあきた地宝(ちほう)づくりプロジェクトチーム」のメンバー。潟上市の自宅で夫、娘と3人暮らし。

 参院選は10日の投開票に向けて、舌戦が熱を帯びている。経済政策、安全保障法制などに加え、暮らしに密着した争点もある。政治に何を期待するのか。東北でユニークな活動を展開する有権者に聞いた。

◎私の選択(7完)憲法カフェを開いた主婦 米屋智子さん=秋田県潟上市

 −争点は。
 安全保障関連法の是非だ。母親に共通する願いは、子どもが将来にわたって日常を心配なく過ごすこと。しかし、安保法が可決され、集団的自衛権行使によって他国を守ることになれば、日本が戦争に巻き込まれる危険が増すのではないか、との懸念がある。子どもの未来に関わる問題だ。

 −憲法カフェを主催し、憲法の重みを学んだ。
 昨年、安保法案を巡るさまざまな情報がインターネットやテレビを飛び交い、漠然とした不安を感じた。友人と勉強の場をつくろうと、母親や市民らを対象に憲法カフェを8月と10月の2回、秋田市で開いた。
 憲法が私たちの権利を守るために国家権力を縛るものだ、ということも知らなかった。弁護士から、基本的人権の尊重や平和主義など、暮らしを守る重要な内容が明記されていることを学んだ。

 −政治に感じることは。
 政治で使われる言葉が難しく、分かりづらい。憲法カフェでは安保法の問題点も学ぶことができた。政治的な活動をしたいわけではないが、誰も教えてくれないのなら自分たちで行動するしかない。親子を対象にカフェを開催し、政治はもっと生活に密着したものだ、ということを伝えたい。

 −与党に一言。
 選挙前に掲げた公約は守ってほしい。これまでも条件付きながら、環太平洋連携協定(TPP)への交渉参加反対などと言っていたが、実際の政策は違った。今回も経済政策で暮らしを良くすると主張するが、胸に響かない。

 −野党に一言。
 現状を変えてほしいという国民の思いを政治に反映してもらいたい。憲法にある国民主権の部分を変えようとする動きには対抗して、私たちの代弁者になってほしい。


2016年07月07日木曜日


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