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<E番ノート>演出家・枡田

東北楽天―西武 7回東北楽天2死二塁、左飛を打ち上げ、打球の行方を追う藤田。投手武隈=3日、コボスタ宮城

 東北楽天の藤田が34歳の誕生日だった3日の西武戦。藤田の登場曲「太陽にほえろ!」の主題歌に乗り、次々と選手が第1打席に入った。藤田本人も「何かの間違いかと思った」と驚いたお祝い。これが一体感をもたらし、一回の3点先制劇につながった。
 考えたのは枡田。「試合が始まるまで、ほぼ誰も知らなかったはず。いい感じの攻撃になって良かった」。試合前、こっそりと球場の放送担当者に依頼していたという。
 唯一、自分の登場曲で第1打席に入った選手もいた。8番阿部で「えっ、一人だけ自分の? と思った」。これも枡田の案で「いじられ役の阿部だけ、そのまま」。阿部が打席に向かう時、ベンチは再び沸いた。
 試合は逆転負けしたが、枡田は「また誰かのお祝いに何かをしたい。次こそ勝てるように」と話す。
 代打の切り札としてベンチにいる時間が長いからこそ、雰囲気を盛り上げたいと願う。「誰でも思い付くこと」と枡田は謙遜するが、粋な演出だった。(金野正之)


2016年07月08日金曜日


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