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<参院選岩手>小沢氏 党存続へ「背水の陣」

自身の後援会事務所で支持者と握手を交わす小沢氏=6月23日、奥州市水沢区

 参院選(10日投開票)で、生活の党の小沢一郎代表(衆院岩手4区)が党の命運を懸け、擁立候補のてこ入れを続ける。岩手選挙区(改選数1)では、元秘書の野党統一候補を応援するため序盤から地元に入り支持を訴えた。党は衆参合わせて5人で政党要件ぎりぎり。うち2人が退くため、岩手の議席獲得は「背水の陣」だ。対する自民党は閣僚らが小沢政治批判を展開し、切り崩しを狙う。
 小沢氏が無所属新人の木戸口英司氏(52)の応援に入ったのは、公示前を含め3度。6月23日に立ち寄った奥州市の後援会事務所では「野党共闘は西日本が弱く東北が頼り。岩手がけん引役にならなくちゃ」とハッパを掛けた。
 28日には共産党の志位和夫委員長の盛岡入りに合わせ、4党首級の合同演説を提案。岩手県庁前を約2000人が埋めた。
 寡黙なイメージが強い小沢氏だが、今回は冗舌な一面も見せる。
 公示前に木戸口事務所を訪れた際には、出迎えた達増拓也知事の妻陽子さんに「(候補者を)ギリギリやってちょうだい。朝から晩まで死ぬ気でやれって言っているんだ」と小沢流選挙の一端をのぞかせた。
 安倍晋三首相が盛岡入りする前日には「どんどん来てくれ。関心が高くなる。張り付いてもいい。そう言っておいてくれ」と笑顔を見せた。危機感を問われると「岩手で? 感じてないよ。県民は賢明な判断をしてくれる」。
 盛岡で不在者投票をした後には「投票率上がるといいね。東京(の自宅に)は誰もいない。幽霊屋敷だもん。野党が本当に気持ちを一つにすれば、誰も勝てっこないのよ」と自信をにじませた。
 「いつまでも小沢一郎氏の時代じゃなかろう。つくづく思う。選挙の度に得票は落ちているだろ? 当選させる岩手は不思議な所だ」
 盛岡市で今月2日にあった自民党新人田中真一氏(49)の決起集会に出席した麻生太郎財務相は、得意のべらんめえ調であおった。
 生活系元議員と自民現職が競り合う新潟選挙区にも触れ「生活が落とせば(政党要件に満たない)4人になる。必死こいてやってます。岩手もどうにかしねえと」と語気を強めた。
 自民県連幹部は「いずれにしても小所帯。中央で存在感はない。危機感は相当強いはずだ」と言い切る。
 関係者によると、小沢氏は最終日の9日、新潟でマイクを握った後、岩手入りを検討している。


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2016年07月08日金曜日


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