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<山田線>17年10月にも全線復旧

 宮古市門馬のJR山田線松草−平津戸間で普通列車(1両)が崩れた土砂に乗り上げて脱線した事故で、JR東日本盛岡支社は7日、来年10月にも盛岡−宮古間(102.1キロ)の全線で運行を再開する方針を明らかにした。復旧工事が順調に進めば、同年9月に完工できる見通しが立った。10月運行が実現すれば、昨年12月の事故発生以来、1年10カ月ぶりの全線運転再開となる。
 同支社によると、今年9月に本格的な復旧工事に入る。崩壊斜面に新たな土砂崩れを防ぐ安全対策を施すほか、線路上の土砂と脱線車両を撤去する。来年9月までに完了させ、線路を新設して10〜12月の運転再開を目指す。
 現在は土砂を運搬するため、線路沿いの閉伊川に国道106号につながる仮設橋を建設している。
 崩壊斜面の安全対策費は約10億円を見込む。斜面上部で見つかった幅約20メートルの亀裂部分を含む土砂約1万3000立方メートルを撤去。くいを計320本を打ち込む。脱線したままの車両は、今年12月〜来年4月にクレーンで撤去する。
 記者会見した同支社の竹島博昭設備部長は「工事完了後は速やかに線路を引き直して運転を再開させる」と述べた。
 事故は昨年12月11日夜に発生し、乗客と運転士計16人が軽傷を負った。盛岡−宮古間は、一部区間の折り返し運転とバスの代替輸送が続く。


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2016年07月08日金曜日


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