岩手のニュース

被災跡地を椿茶産地に 大船渡で植樹

椿茶の生産に向け、被災跡地にツバキの木を植えた

 東日本大震災の被災跡地でツバキの葉を乾燥・焙煎した「椿(つばき)茶」を生産しようと、大船渡市末崎町の碁石地区で、ツバキの植樹が行われた。市が防災集団移転促進事業で買い取った宅地を企業に貸し付け、産業化を促す。
 災害危険区域に指定した土地600平方メートルを、椿茶の生産、販売を手掛ける「バンザイファクトリー」(陸前高田市)が借りた。ボランティアも協力し、木を植えた。
 碁石地区には観光施設「世界の椿館・碁石」が立地するなど、ツバキとのゆかりが深い。同社は今後、作業場を整備するほか、借用地の面積も拡大したい考え。
 高橋和良社長(54)は「葉を山に取りに行くのは大変。きれいな花が咲き誇り、レッドカーペットのようになればいい」と話した。
 大船渡市によると6月半ば時点で、市全体で計23ヘクタールの被災跡地の買い取りを予定し、うち14ヘクタールが完了した。地区の住民との協議や公募により貸借や譲渡が決まったのは1.4ヘクタールにとどまる。


2016年07月08日金曜日


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