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<倉本聰>原発事故後の生き方考える

講演する倉本さん

 東京電力福島第1原発事故後の生き方を考えようと、「原発と人間・市民フォーラム」が福島県猪苗代町の文化施設「学びいな」であり、脚本家の倉本聰さんが講演した。
 原発事故後、福島県に足しげく通い、浜通り地方を舞台にした演劇作品を作った倉本さんは、女性看護師を取材した際の逸話を披露。「看護師は自分の子どもが心配だったため、入院患者の枕元におにぎりを置いて避難した。職場を放棄し、激しい心の痛みを感じていた」と振り返った。
 原発を巡る国の政策について「原発を動かす時に廃棄物の捨て場がないことは分かっていたのに、見切り発車した」と批判。「未来というごみ捨て場に捨て、子孫に処理を任せている。こんな無責任な話はない」と語った。
 「地球は子孫から借りている」というインディアンの言葉も引用。「ITや金融は食べ物を作れない。人間は全て自然から頂いている。子どもに伝えていかないといけない」と訴えた。
 フォーラムは、会津地方の市民グループ「どうする!自然・いのち・くらし」研究会議が主催した。


2016年07月08日金曜日


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