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<参院選東北>知事 立ち位置に差

 参院選(10日投開票)で、東北6県知事の支持動向の違いが鮮明になっている。自らの出自や支持基盤、議会との関係から、積極派から中立、静観派まで対応はさまざまだ。投票まで3日。政党や各陣営は、県政界のリーダーが有権者へ与える影響を注視する。
 青森、秋田は与党支援を前面に打ち出す。
 三村申吾青森県知事は公示日、自民党候補の出陣式に出席。3日は青森市内4カ所であった街頭演説で司会を務めた。昨年の知事選では自民、公明の推薦で4選された。「自公は社会の充実に取り組んできた仲間」と一体感を強調する。
 佐竹敬久秋田県知事は2013年参院選、14年衆院選に続き「与党を支援する」と明言した。自身の後援会をはじめ支持基盤は与党の支持層と重なる。ただ、選挙期間中は海外出張など公務に追われ、これまで表だった支援はしていない。
 達増拓也岩手県知事は野党候補を積極支援する。街頭では安倍政権批判を展開し「野党共闘から新しい政権交代への流れをつくることが重要だ」と訴える。昨夏の知事選は野党共闘で無投票3選。今回の戦いはその継続と位置付ける。
 中立と支援のはざまで揺れるのは宮城、山形。
 公示前「(与野党の)両候補とも等距離」と中立の構えだった村井嘉浩宮城県知事は7日、一転して自民現職の街頭演説でマイクを握った。野党候補にも配慮し、同日あった総決起大会にメッセージを送り、バランスを保った。
 吉村美栄子山形県知事は「熟慮中」と態度を保留する。13年参院選は、今回立候補した無所属候補を支援。一方、同年の知事選では自民が独自候補擁立を見送り、無投票再選された経緯がある。3日以降は国内外の出張で日程を埋めた。
 内堀雅雄福島県知事は完全中立を貫く。「原発事故からの復興には県政界が一丸となる必要がある」(関係者)として応援のマイクは一切握らない。佐藤栄佐久元知事時代からの「知事は選挙に関与しない」という不文律を踏襲している。


2016年07月08日金曜日


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