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東北の景気「緩やかな回復続く」

 日銀仙台支店は7日、7月の地域経済報告(さくらリポート)をまとめた。東北の景気について「新興国経済の減速に伴う影響などはあるが、基調としては緩やかな回復を続けている」とし、前回4月の基調判断を据え置いた。
 項目別では、生産を「弱含んだ状態」から「横ばい圏内の動き」に引き上げた。汎用(はんよう)・生産用・業務用機械や電子部品・デバイスは中国向けなどに弱さが残るが、在庫調整が進み持ち直しの動きがみられた。部品工場の爆発事故や熊本地震が影響した自動車など輸送機械は生産が回復しており、横ばいの動きとした。
 設備投資は「堅調に推移」から「緩やかに増加」に上方修正した。2016年度の投資計画は、製造業を中心に新製品生産や省力化に向けた投資が増えている。個人消費は「底堅く推移」の前に「一部に弱めの動きがみられる」との前置きを追加。百貨店やスーパーは販売がやや落ち込んだ。
 ほかの項目は表現を据え置いた。東日本大震災の復旧関連工事の動向や新設住宅の着工戸数などを基に、公共投資と住宅投資は「高水準で推移」との表現を維持。雇用・所得環境は「改善している」で変わらなかった。


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2016年07月08日金曜日


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