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<参院選宮城>当選ライン45〜50万票予想

 10日投開票の参院選宮城選挙区(改選数1)で、再選を目指す自民党熊谷大氏(41)、4選を期す民進党桜井充氏(60)の両現職陣営が投票率の動向を注視している。共に前回(2013年)の50.75%を下回ると予想し、当選ラインを45万〜50万票に設定する。
 熊谷氏陣営は投票率を「50%を割る可能性が高い。46〜47%台」とみる。候補者数が少ないことなどを理由に挙げ、「改選数が1に減り、現職のどちらかがバッジを外す激戦に注目するのは関係者だけだろう」と冷静に見る。
 6月21日現在の選挙人名簿登録者数(選挙時登録)は195万2646人。諸派新人の固定票も勘案し、勝敗ラインを「45万票」に設定する。桜井氏と「1万票以内の激しい競り合いになる」と分析する。
 今回から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたのに伴い、有権者は6月2日の定時登録に比べ4万7899人増えた。
 安倍政権の経済政策アベノミクスの推進を訴えの中心に据える熊谷氏。陣営幹部は「有効求人倍率など雇用環境の改善を前向きに捉える若者は多いと思う。政権与党は受け皿になれる可能性がある」と期待する。
 桜井氏陣営も、投票率は「50%以下」と予測する。全国的な投票率の下降傾向を指摘した上で、「47〜48%で推移する」と読む。
 100万票弱を熊谷氏と分け合うシナリオを描き、「50万票を獲得した方が勝ち」と予測する。無党派層の取り込みを狙う陣営は「投票行動を促す呼び掛けもしている」と言う。
 改選数2だった10年参院選(投票率53.34%)は、桜井氏の他に同じ旧民主党から新人も立候補し、桜井氏約24万、新人約16万で得票を分け合った。陣営は「6年前と全く状況が違い、読み切れない」と焦る。
 野党共闘を組む共産、社民、生活各党が持つ票の行方も大きな鍵だ。14年衆院選の比例代表東北ブロックに基づく試算では、3党に旧民主、旧維新を加えた得票は47万。陣営幹部は「票が上積みされる保証はない。確実に1票1票を取りに行く」と引き締める。


2016年07月09日土曜日


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