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<コマツレンタル>ICT活用工法の展示施設

自動制御された重機のデモ工事を見る見学者=宮城県大郷町のコマツIoTセンタ東北

 建設機械最大手コマツの子会社コマツレンタル(横浜市)は、ICT(情報通信技術)を活用した土木工事の展示施設「コマツIoTセンタ東北」を宮城県大郷町に開設した。小型無人機「ドローン」や自動制御の重機を使った新技術を東北の土木業者などに公開し、技術の普及を目指す。

 施設は、ブルドーザーや油圧ショベルを配置するなどして工事現場を再現した「デモエリア」(約2500平方メートル)と、セミナー棟で構成する。
 デモ工事では、ドローンで測量した3次元データを基に設計・施工計画を作成。設計データは重機に送信され、自動制御で工事が進む。作業の進み具合は重機に搭載されたカメラが記録し、作業者がタブレット端末などで確認できる。
 見学者はセミナー棟のモニターやスクリーンに加え、ガラス越しにデモ工事を見られるほか、重機の試乗も可能だ。
 土木工事業界では、オペレーターの高齢化や人手不足が課題となっている。コマツは「スマートコンストラクション」を掲げ、測量や施工、品質管理など各工程のICT化を進め、省力化や生産性の向上を目指し、技術を開発してきた。
 重機で道路などののり面をならす成形作業の場合、通常は5〜10年の経験が必要とされているが、ICT化された重機を使えば、初心者でも工事を進めることができるという。
 コマツレンタル宮城営業部の平本滋則営業部長は「ICT技術を導入することで生産性が向上する。東日本大震災からの復興にも役立てる」と話す。
 同社は今後、展示施設を活用し、工事業者や発注側の自治体関係者向け説明会を開く。工業高校の生徒らへのセミナーも予定する。
 同様の施設は北海道、千葉、福岡にもある。


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2016年07月09日土曜日


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