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<参院選宮城>18日間のサバイバルに幕

小泉氏(左)、岸田氏(右)と両手を掲げ、支持を訴える熊谷氏=9日午後7時ごろ、仙台市青葉区
最後の演説を終え、陣営スタッフと拳を突き上げる桜井氏=9日午後7時55分ごろ、仙台市青葉区

 与野党の現職同士による、生き残りを懸けた戦いは18日間の幕を閉じた。改選数が2から1に減った宮城選挙区。自民党熊谷大氏(41)、民進党桜井充氏(60)は最終日の9日、仙台市内に集結し、最後の訴えを繰り広げた。土砂降りの曇天に、雨上がりの夜空に、「力をください」との声が終日響き渡った。

 熊谷氏は、午後に福島から仙台入りした小泉進次郎党農林部会長と市内4カ所の街頭に立った。午後7時からは青葉区のアエル前で最後の訴えに臨んだ。
 会場には岸田文雄外相も合流。陣営を支えた県選出国会議員や県議、公明など友党の議員がずらりと顔をそろえ、約1000人の支持者を前に気勢を上げた。
 演説で共産党衆院議員による「防衛費は人を殺す予算」発言の批判を繰り返した熊谷氏。「愛する人を守るために防衛費はある。共産と組む相手には負けられない」と語気を強め、「東日本大震災からの復興の総仕上げを私に託してください」と声をからした。
 最後にマイクを握った小泉氏は「一緒に復興を進めてきた仲間を支えてください。選挙目当てに集まった野党に日本の政治は任せられない」と力を込め、フィナーレの結束を演出した。

 桜井氏は午後2時半、青葉区の藤崎ファーストタワー館前で、来援の枝野幸男民進幹事長と街頭に立った。秘書が差し出した傘から飛び出し、ずぶぬれになりながら、買い物客らに駆け寄って握手を求めた。
 演説では大企業優遇のアベノミクスを強く批判した桜井氏。「賃金格差を是正し、労働者が報われる社会の実現を」と訴えた。枝野氏は「改憲勢力が3分の2を占めれば、憲法9条改正を許すことになる。巨大与党と良識ある市民の戦いだ」と声を張り上げた。
 午後7時40分、桜井氏は青葉区立町の選挙事務所に選挙カーで戻り、集まった支持者約300人の前で最後のマイクを握った。
 「野党統一候補の枠を超え、国民共闘で戦った」と締めくくり、「厳しい戦いだった。多くの仲間の励ましに感謝したい」と言い、感極まって涙を流した。


2016年07月10日日曜日


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