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<参院選宮城>桜井さん4選「県民の良識」

4選を決め、ガッツポーズで支持者の歓声に応える桜井充さん=10日午後11時10分ごろ、仙台市青葉区の事務所

 自民党の猛攻を振り切り、現職同士の激しいデッドヒートを制した。改選数が2から1に減った宮城選挙区で、4選を決めた民進党現職の桜井充さん(60)は、仙台市青葉区の事務所で「皆さんに支えられて当選できた」と支持者に深々と頭を下げた。
 「野党共闘を超え、国民共闘で戦った。県民の良識が示された」と、晴れ晴れとした表情を浮かべた桜井さん。3月に共産、社民両党の推薦を受け、全国初の野党統一候補になった。市民団体とも政策協定を結び、支援の輪を広げた。
 選挙戦では、安倍晋三首相を筆頭に続々と党幹部を投入する相手陣営の総力戦に、一時は劣勢を強いられた。中盤以降は政権批判から、3期18年の実績を強調する方針に切り替えて支持を呼び掛けた。
 遊説で訪れた栗原市。腰が90度曲がった高齢女性に「戦争で3人の兄を亡くし、私は身寄りがいない。戦争だけは駄目だ」と固く手を握られた。「憲法9条を守るために必ず勝ちます」と約束し、「国政に戻らなければならない」との思いを強くした。
 2人が当選できた過去3回の選挙は、どこかに「落ちるはずがない」との余裕があったが、今回は違った。選挙戦を終えた9日夜は涙があふれた。「古里の再生に力を尽くす」との決意を改めてかみしめる。


2016年07月11日月曜日


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