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<ヤクルト>由規5年ぶり登板 復活へ一歩

中日戦に先発、6回途中6失点で負け投手となったヤクルトの由規

 ヤクルトの由規投手(仙台育英高出)が9日、神宮球場で行われた中日14回戦に先発、六回途中まで投げて10安打、6失点、4奪三振で負け投手となった。
 由規は初回、先制点を許すと、三、五回にも追加点を献上。六回には3連続安打を浴びた上、押し出し四球を与えて降板した。
 由規の登板は2011年9月の巨人戦以来、5年ぶり。

◎真中監督「球に強さあった」

 5年ぶりのマウンドに立ったヤクルトの由規は、こみ上げる思いをかみしめるようにゆっくりと深呼吸を繰り返した。2011年9月3日以来、1771日ぶりとなる1軍での先発登板。六回途中6失点(自責点5)で黒星を喫したが、右肩痛から復活への第一歩を着実に歩み出した。
 苦しい投球ながら、粘りは見せた。二回以外は毎回先頭打者を出しながら、五回まで3失点にとどめた。だが六回に力尽きた。先頭から3連打を許して無死満塁を招き、森野に四球を与えて押し出し。94球でマウンドを降り、「勝てなかったので、率直に悔しい。場面場面で落ち着きがなかった」と悔しさをかみ殺した。
 それでも直球は最速149キロをマークし、球威で打者を差し込んだ。高津投手コーチは「また1軍で投げさせる」と次回起用を明言。真中監督も「スタミナはもうちょっとだが、球の強さはいいものがあった」と評価した。
 「声援にすごく力をもらった。こうやって応援してもらえて試合ができて、すごく幸せだった」。詰め掛けた満員のファンからの歓声に試合後、右腕は目を潤ませた。「やっとスタートが切れた。次は勝ちたい」とすぐに次戦を見据えた。(浦響子)

<ジーンときた/佐々木順一朗・仙台育英高監督の話>
 結果より1軍の舞台に復帰したことがうれしい。球場で観戦した妻から由規への声援がすごかった、と聞いてジーンときた。

<ヤクルト・高津投手コーチ(由規に)>
 「きょうがスタートライン。少しずつ前進してくれれば」


2016年07月10日日曜日


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