山形のニュース

<参院選山形>舟山さん「訴え届いた」

支持者から花束を受け取り、笑顔を見せる舟山康江さん=10日午後8時30分ごろ、山形市の事務所
落選が決まり、遠藤利明自民党県連会長(中央)と握手する月野薫さん(右)=10日午後8時20分ごろ、山形市の事務所

 山形選挙区は、無所属元議員の舟山康江さん(50)が雪辱を果たした。当選が確実となると、畳に正座しての「山形流万歳」で喜びを爆発させた。紅潮した顔で「力をくださった皆さんに感謝します」と語り、頭を下げる舟山さん。山形市の事務所で吉報を待ちわびた支援者からは「よくやった」との声が掛かり、拍手が湧いた。
 訴えの中心は環太平洋連携協定(TPP)反対だった。水田地帯を回り、「政府は、農政の失敗を農家、農業団体のせいにしている。決して許してはならない」と叫び続けた。
 国政挑戦4回目。高い知名度を誇り、県内各地の演説会はどこも満席状態だった。大雨の6日にあった山形市での集会も人の集まりは上々。「雨の中でも大勢の人が耳を傾けてくれた。訴えがみんなの心に届いている手応えがある」と自信をのぞかせた。
 野党統一候補として支援政党や団体がフル回転しながらも政党色は抑え、無党派層へも浸透した。「多くの人の支えがあったからこその勝利」。舟山さんは感謝の言葉を繰り返した。
 自民党新人の月野薫さん(61)は苦戦の末、党の議席を奪われた。「私の力不足でした」。山形市の事務所で、重苦しい雰囲気の中、深々と頭を下げた。
 全農山形出身の農業通。TPPを好機と捉え、農産物の輸出拡大を図る農業の必要性を訴え続けた。「農業振興策実現のため政権与党とのパイプ役になる」と強調。序盤は閣僚級が連日応援に入り、組織戦を展開したが、届かなかった。
 「応援を頂いたのに、申し訳ない」。月野さんは力なくうなだれた。


2016年07月11日月曜日


先頭に戻る