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<参院選>東北は野党共闘圧倒

 東北6選挙区は10日投開票が行われ、改選6議席(各県1)が全て確定した。事実上の与野党対決は与党が、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手、宮城、福島の3県を落とすなど1勝5敗に終わる惨敗を喫した。宮城、福島で改選数が2から1に減る中、自民党は改選前から4議席減。全選挙区で統一候補を擁立した民進、共産、社民、生活の野党4党は、改選前勢力を2議席上回る5議席を獲得し、圧倒した。
 宮城は民進現職の桜井充氏(60)が4選を決め、再選を目指した自民現職の熊谷大氏(41)との大接戦を制した。3期18年の実績と知名度で先行したが公示後、自民党本部の強力な組織戦で劣勢に立たされた。最終盤に大票田の仙台市を中心とした無党派層の支持を集め、抜き返した。
 青森は民進新人の田名部匡代氏(47)が初当選し、自民現職の山崎力氏(69)の4選を阻んだ。元衆院議員の知名度を生かし、八戸地域などを軸に支持を拡大。山崎氏を振り切った。
 岩手は無所属新人の木戸口英司氏(52)が、自民新人の田中真一氏(49)を抑え初当選した。木戸口氏は小沢一郎生活代表(衆院4区)や達増拓也知事の手厚い支援で優位を保った。
 秋田は自民現職の石井浩郎氏(52)が、民進元議員の松浦大悟氏(46)を下し、再選。石井氏は組織戦を徹底し、全域で圧倒。松浦氏は党国会議員と連携したが、波に乗れなかった。
 山形は無所属元議員の舟山康江氏(50)が、自民新人の月野薫氏(61)を破って2回目の当選。舟山氏は環太平洋連携協定(TPP)批判などで支持を集め、月野氏は力負けした。
 福島は民進現職の増子輝彦氏(68)が、自民現職で法相の岩城光英氏(66)をかわし、3選を果たした。増子氏は野党支持層に広く浸透。岩城氏は党本部の支援を受けたが競り負けた。


2016年07月11日月曜日


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