福島のニュース

<避難解除>南相馬6例目 1万967人対象

 政府は、東京電力福島第1原発事故で福島県南相馬市の一部に出している避難指示を12日午前0時に解除した。対象は同市小高区全域、原町区南部などの住民1万967人(3516世帯)。解除は福島県葛尾、川内両村などに続き6例目となった。
 解除エリアは避難指示解除準備、居住制限の両区域。帰還困難区域(1世帯2人)は含まない。市は今年4月の解除を目標に掲げていたが、除染廃棄物の処理が遅れたことなどから3カ月程度ずれ込んだ。
 域内では昨年8月から準備宿泊が行われており、今月5日現在で2004人(691世帯)が登録している。市は「年度内に3000人」(桜井勝延市長)を目標に住民帰還を後押ししていく。
 12日にはJR常磐線小高−原ノ町駅間の営業運転が再開されるなど、生活インフラの復旧が加速する。避難地域に計五つあった小中学校は来年4月、小高区内の施設で開校する。市は2018年に復興拠点施設を整備し、住民交流や商業振興を図る。
 福島県内では6町村で住民避難が続く。このうち飯舘村は帰還困難区域を除き、17年3月末に全域で解除する方針を固めている。浪江町は17年3月以降、富岡町は同4月以降の帰還開始が目標。大熊、双葉両町と、川俣町が8月末の目標を撤回した同町山木屋地区は、いずれも解除時期が定まっていない。


関連ページ: 福島 政治・行政

2016年07月12日火曜日


先頭に戻る