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<都知事選>増田氏 東京の活力を地方活力に

自民党東京都連の会合で、あいさつする増田寛也氏=11日午前、東京・永田町の党本部

 東京都知事選への立候補を正式に表明した増田寛也氏は11日、都庁で記者会見し、東京一極集中の解消を訴えてきた経験を踏まえ「東京と地方がともに繁栄する真の共生社会を実現する」と決意を語った。報道陣からは、地方再生と都政の課題解決を両立させる難しさを指摘する質問が相次ぎ、増田氏は「東京出身」を強調し東京と地方の連携の大切さを訴えた。
 「東京一極集中を批判し人口減少の問題を提起した私が、けじめとして東京のトップに立って解決する責任がある。東京の活力を地方の活力に結び付けたい」
 増田氏は、観光産業の発展と企業支援によって東京をさらに成長させると誓い、こう意欲を示した。
 公約発表の最後は「都政にきちんとスイッチを切り替え、都民の最大幸福を実現する。東京は生まれ育った古里。経験を生かし、都政を引っ張っていく」と締めくくった。
 質疑では、「東京一極集中の解消のため企業と人を地方に移す」という持論が今も変わらないのかどうか、繰り返し問われた。増田氏は「一極集中は東京にも弊害があるが、立地は企業の判断」「地方の人口減が進めば、東京の労働力が減り、展開力がなくなる。両者の連携の模索が大切」などと説明した。
 2007年に総務相に就任後、都市部の法人関連の税収を地方に再配分する枠組みを決め、当時の石原慎太郎都知事から批判された。経緯をただされ「東京と地方の税の偏在が拡大した時の限定措置。五輪を控える都は今後大きな財政需要があり、都民の税を守る枠組みを考える」と答えた。
 自身の強みについては「東京生まれ、東京育ちでも地方から見た東京を経験したことだ」と語った。


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2016年07月12日火曜日


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