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<高校野球宮城>聖和学園11回突き放す

古川学園−聖和学園 延長11回聖和学園1死満塁、マウンド付近で言葉を交わす古川学園の主戦本田(中央)と捕手菅谷

 ▽2回戦(石巻市民)

聖和学園000010000
古川学園100000000
    03−4
    00−1
(延長十一回)

 【評】聖和学園が延長戦を制した。1−1の十一回、1死一、二塁から種市の右前適時打で勝ち越し、野選や適時打で2点を加えた。古川学園は二回以降得点できず、完投した主戦本田に打線が報えなかった。

<聖和学園・種市(延長十一回に決勝の右前打)>
 「前の打席は三振やバントの失敗で足を引っ張っていたので、ここで打たないとという気持ちだった。夏の(大会の)重圧と緊張があったが、勝てて安心した」

◎古川学園本田力投実らず

 延長十一回、それまで1失点と踏ん張っていた古川学園の主戦本田が集中打を浴び、3点を失った。150球を投げ切って敗れた3年生右腕は「最後まで粘ることができず、申し訳ない」と悔し涙を流した。
 五回に1点を失い、1−1の同点とされると、八回以外は毎回走者を背負う苦しいマウンド。それでも、昨秋からバッテリーを組む2年生捕手の菅谷が「徐々に球威が上がっていた」と言う直球を武器に、再三のピンチをしのいだ。
 本田は延長に入っても「チームが点数を取ってくれるまでマウンドに立ち続ける」と強気だった。菅谷と「絶対に抑えよう」と話し合って臨んだ十一回、先頭打者を空振り三振に仕留めたが、連打を浴びて1死一、二塁とされる。
 打席に迎えたのは、それまで無安打に抑えていた種市。「疲れは感じていなかった」と気持ちを込めて投げたチェンジアップを右前に運ばれ、勝ち越された。「失投ではなかった。相手の力が上だった」。これで集中力が切れたのか、さらに2点を失った。
 「(本田には)気持ちの面で引っ張ってもらった。何としても勝ちたかった」と泣く菅谷に、本田は「1、2年生は技術がある。経験を生かして甲子園に行ってほしい」と夢を託した。(佐藤将史)


2016年07月13日水曜日


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