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<南相馬避難解除>原子力対策センター開所

原子力災害の応急対応拠点となるオフサイトセンター=福島県楢葉町

 東京電力福島第1、第2原発の事故時の対応拠点となる福島県原子力災害対策センター(オフサイトセンター)が福島県南相馬市と楢葉町に完成し、現地で12日、それぞれ開所式が行われた。
 南相馬が第1、楢葉が第2原発に対応する。両センターはともに鉄筋コンクリート地上2階、地下1階で、延べ床面積3570平方メートル。1階は備蓄倉庫などで、2階に現地対策本部が置かれたり、会議を開いたりするフロアを設けた。
 第1原発事故では、原発から約4キロの大熊町にあったセンターが、放射線量の上昇や通信の断絶などで機能しなかった。新センターは南相馬が第1原発から北に約24キロ、楢葉が第2から南に約7.5キロで、放射線防護対策の強化や通信・電源の多重化などを図った。総事業費は南相馬が22億円、楢葉が21億円。
 各センターの開所式には内堀雅雄知事や丸川珠代原子力防災担当相らが出席。南相馬市では桜井勝延市長が「二度と原子力災害を起こさないという誓いの日にしたい」、楢葉町では松本幸英町長が「センターが応急対応拠点として活用されないよう、抜本的な対策を求める」とあいさつした。
 内堀知事は報道陣に「県内の全基廃炉を強く求めており、センターは稼働を前提としていない。廃炉作業のリスクに対応するための拠点施設だ。帰還する住民の不安を安心感に変えたい」と述べた。


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2016年07月13日水曜日


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