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<南相馬避難解除>市民の足ジャンボタクシー

ジャンボタクシーに乗り込む利用客=南相馬市のJR小高駅前

 東京電力福島第1原発事故で福島県南相馬市の一部に出されていた避難指示が12日、解除された。市は同日、ジャンボタクシーの運行を開始。病院や商業施設まで住民を送迎し、暮らしの再生を支援する。
 ジャンボタクシーは乗客定員9人で、避難指示が解除された同市小高区と、中心部の商業施設などが営業している原町区を結ぶ。病院やスーパーなどが立地する14カ所に立ち寄る。
 利用日の前日正午までの予約が原則で、送迎先が同一区内は片道200円、区をまたぐ場合は同500円。
 市はこれまで、国から受託する形で、仮設住宅から自宅の片付けなどに向かう住民向けに無料送迎事業を実施。今回も事業の一環で、ジャンボタクシーを3台から4台に、運行も週3日から毎日にそれぞれ増やした。
 「乗り合いなので他の市民との仲も深まりそう」とJR小高駅前から乗車した軍司昭子さん(67)。小高区の海沿いにあった自宅は津波で流された。来年には小高駅近くに自宅を新築し、原町区の仮設住宅から移る予定で「車を運転しないので安価で送迎してくれると助かる」と話した。


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2016年07月13日水曜日


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