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<養殖ホヤ>販路消失…新メニューで消費拡大

ホヤを使った創作料理を披露する旅館の関係者

 東京電力福島第1原発事故の影響で大消費地韓国が輸入規制し販路を失ったホヤの消費拡大を後押ししようと、宮城県南三陸町の旅館と民宿の計8施設は15日、ホヤの創作料理を取り入れた「ホヤプラン」を一斉に始める。宿泊施設が協力しながらパスタやチーズの包み揚げといった多彩なメニューを考案し、観光客などに味わってもらう。
 養殖ホヤは6月頃から出荷が本格化し、旬を迎えている。2013年に始まった韓国の輸入規制で、3年ものが主流のホヤが余り、県漁協は県全体で約1万4000トンを廃棄する方針を打ち出している。
 プランは夜のコース料理のうち2品にホヤのメニューが入る。刺し身やホヤ酢の定番のほか、生が苦手な人でも挑戦できるよう、みそを塗って炭火で焼いた串焼きやかつおだしで炊いた釜飯、大葉を巻いた天ぷらなど新メニューを開発した。
 旅館ニュー泊崎荘は地元産で生薬にも使われるトウキの葉とホヤの身でチーズを包んで揚げた変わり種を出す。社長の高橋宮倫子(くりこ)さん(31)は「熱を加えるとホヤの新しいおいしさに気付く。食わず嫌いをなくし、観光客が海の幸を食べたい時に真っ先に南三陸が浮かぶようにしたい」と話す。
 ほかにプランを始めるのは南三陸ホテル観洋、明神崎荘、清観荘、コクボ荘、やすらぎ、下道荘、津の宮荘。メニューは施設によって変わる。事前に連絡すれば、ホヤのメニューを増やせる。連絡先はホテル観洋0226(46)2442。


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2016年07月14日木曜日


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