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<高校野球宮城>昨夏4強の石巻 逃げ切り

石巻−伊具 3回裏石巻2死一、二塁、阿部修が左前に先制打を放つ

 ▽2回戦(石巻市民)
伊 具000000002=2
石 巻00110300×=5
 【評】石巻が逃げ切った。三回2死一、二塁から阿部修の左前打で先制。2−0の六回には本盗や2本の適時打で3点を追加した。伊具は九回に2点を返したが、及ばなかった。
◎決定力と機動力発揮

 昨夏4強の石巻が、地元で初戦を突破した。鈴木監督は「硬さはあったかもしれないが、慣れ親しんだ球場でスムーズに(試合に)入らせてもらえた」と言い、地の利を生かした。
 三回まで毎回併殺を喫する苦しい流れを、勝負強い3番阿部修のバットが断ち切った。三回、併殺後の2死無走者から田中、佐藤の連打で一、二塁となって打席に立つと「内角のベルト付近に来た直球」を振り抜き、左前へ先制打。「併殺が続いていたので気持ちで打った。緊張感がほぐれた」と振り返った。
 六回には、春から意識して鍛えてきた機動力が生きた。3点目を挙げ、なお1死一、三塁の場面で、一走西牧が二盗する間に三走和泉が相手の隙を突いて生還。千葉大主将は「次の塁を狙う姿勢が見せられた」と胸を張る。
 投げては、主戦小林が八回まで2安打無失点の好投。九回は「球が高めに浮いた」と3連打などで2点を失い、途中降板したが、チームに「西牧への継投は想定内」(捕手の阿部修)と慌てた様子はなかった。
 千葉大主将は中学2年だった2013年の選抜大会で、東日本大震災の被災地を代表して始球式を行った。もう一度、甲子園のグラウンドに立ちたいかとの問いに、「はい」と力強くうなずいた。
(佐藤将史)


2016年07月14日木曜日


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