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ものづくり人材確保強化 岩手県南で官民協力

岩手県南広域振興局が作成した高校生向け企業ガイド

 岩手県南地域の官民が協力し、ものづくりの現場で働く人材の確保や育成に力を入れている。製造業が集積する地域の特色を積極的にアピール。高校生向けの企業紹介や基礎知識の講座を開くなどして、県外への人材流出を防ぐ。
 県出先機関の県南広域振興局は4月、高校生向けのものづくり企業ガイドを初めて作成した。花巻、北上、遠野、一関、奥州5市と金ケ崎町の計35社の情報を載せ、高校や商工団体など約100カ所に配った。
 「金属加工」「表面処理」といった項目に企業を分類。経営者や若手社員の職場紹介など現場の声を盛り込んだ。
 少子化で地元企業が人材確保に苦慮している現状を打開しようと企画した。振興局産業振興課は「専門的な企業紹介はあっても、高校生向けに分かりやすくまとめた情報はなかった。掲載企業を増やしたい」と説明する。
 奥州市は、企業の人材育成を後押しする「奥州ものづくり塾2016」に取り組む。4年目となる本年度は、元東京エレクトロン東北社長の黒岩健吾氏を講師に招き、品質管理の重要性を学ぶ。要望があれば職場で初級編の講座も開く。
 盛岡市を含む県南の企業や団体でつくる「北上川流域ものづくりネットワーク」は設立10年の本年度、学校との連携事業を強化した。小中学校対象の工場見学、出前授業を昨年度より10回多い70回を計画。教員向けの見学会も倍増の30回を予定する。


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2016年07月14日木曜日


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