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<福島大>農学系 福島市に19年度開設

 福島大は13日、開設準備を進める農学系人材育成課程の設置場所を福島市の既存キャンパス内と決めたと発表した。開設時期は2019年度で当初目標の18年度から延期する。併せて郡山市に研究拠点「郡山農学研究・実践活動センター」(仮称)を設ける意向も明らかにした。
 大学の農学部がないのは東北では福島県のみで、今回の構想を受け、福島、郡山両市を含む県内8地域が誘致活動を展開していた。大学側は拠点性などから両市を軸に検討。最終的には学生課を二重に置く必要がないなどコスト面や既存の学類、研究所と連携できる点などを考慮した。
 開設時期の延期は、全学の定員を変更せず既存学類の再編で対応することから時間を要するため。新組織の入学定員は100人、教員は40人程度を見込む。郡山市に設置方針の研究拠点は今後、具体的な機能や設置場所を決める。
 記者会見した中井勝己学長は「東京電力福島第1原発事故後の福島県の農業再生を担う人材を育てる目的は変わらない。地域ごとに抱える課題に応じ、(誘致要望を受けた)他地域も学びの場として活用していきたい」と述べた。
 小林香福島市長は「大変喜ばしい」、品川万里郡山市長は「大学と意見交換を続ける」などとコメント。会津地方への設置を求めていた会津総合開発協議会会長の室井照平会津若松市長は談話で「非常に残念。さまざまな実習を会津地方で行ってほしい」と求めた。


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2016年07月14日木曜日


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