福島のニュース

<全町避難>桜の名所「夜の森」3Dで体験

ヘッドセットなどを通して桜並木の立体映像を体験する生徒たち。モニターの映像が等倍で広がる

 「本当に歩いているみたい」。東京電力福島第1原発事故で全町避難する福島県富岡町が今春撮影した「夜の森の桜並木」の立体映像(3D)が完成した。福島県郡山市内で13日、映像を疑似体験した富岡一中、二中三春校の2年生8人は、目の前に広がる桜のトンネルに声を上げ、古里を懐かしんだ。
 映像は小型無人機「ドローン」と3Dレーザースキャナーで測量し、専用システムで再現。ヘッドセットを通して見ると、体の動きに合わせて等倍の景色がその場で味わえる。
 富岡二中の遠藤雅也君(13)は「お祭りの出店で焼きそばやチョコバナナを買ってみんなで歩いたことを思い出した。一度でいいから帰りたいな」と懐かしそうに話した。
 町は15歳未満に町内への立ち入り自粛を求めており、子どもや交通手段がない高齢者が避難先で町とつながれるように立体映像化を進めた。今後はいわき市などでも体験会を開く予定。


関連ページ: 福島 社会

2016年07月14日木曜日


先頭に戻る