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<べんモリ>低コスト稲作 新技術で講習会

「べんモリ」技術で、茎や根がたくましく育った稲が参加者の注目を集めた

 一部で導入が始まり、宮城県が低コスト稲作の新技術として普及を目指す「べんがらモリブデンコーティング(べんモリ)」を用いた水稲直播栽培の講習会が14日、大崎市古川の県古川農業試験場であった。
 「べんモリ」は、発芽阻害物質を抑制するモリブデンと、重りの役目をするべんがら(酸化鉄)を種もみにコーティングし、水田に直播する技術。苗を育てる手間が不要で、従来のカルパー(過酸化カルシウム)コーティングに比べコストが半分以下に抑えられる。鉄コーティングとの比較では、発芽率が格段に向上するという。
 講習会には県内外から約200人が参加した。べんモリ技術を開発した、農業・食品産業技術研究機構九州沖縄農業研究センター(福岡県)の研究者が講演。べんモリコーティングした種もみを「ショットガン直播機」と呼ばれる農機を用いて、代かきをしながら土中に打ち込む農法を紹介した。
 古川農試の職員による研究発表では、カルパーコーティングの資材費が種もみ1キログラム当たり612円かかるのに対し、べんモリは258円で済むことや、発芽後の稲の茎や根が他のコーティング技術を用いた稲よりもたくましく育つことが報告された。


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2016年07月15日金曜日


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