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<高校野球宮城>泉、先制パンチ

岩ケ崎−泉 1回裏泉2死一、二塁、菅原の左翼線二塁打で二走に続き、一走奥山(中央)が生還し、3−0とする。後方は喜びに沸く泉ベンチ

 ▽2回戦(仙台市民)

岩ケ崎 000000011=2
 泉  30012000×=6

 【評】泉が一回に試合の主導権を握った。1死三塁から森広大の左前打、四球を挟み菅原の左翼線二塁打で3点を先取。四、五回も点差を広げた。横川は被安打9ながら要所を締めて2失点完投。岩ケ崎は反撃が遅かった。

<菅原滉主将「悔い残る」>
 昨年、49年ぶりに8強入りした岩ケ崎が初戦敗退。捕手の菅原滉主将は「チーム全体をリードすることができず、悔いが残る」とうつむいた。
 主戦後藤和が立ち上がりに3点を奪われ、五回までに6点を失った。打線が八、九回に1点ずつを返したが、及ばなかった。
 大越監督は「選手たちはつらい練習にも音を上げなかった。何とか勝たせてあげたかった」。「長い夏にしたかった」と菅原滉主将の目から涙がこぼれた。

◎培った力と自信で猛攻

 昨年の8強同士の一戦は、打力で上回った泉に軍配が上がった。高橋監督が「大きかった」と振り返るのが3点を先取した一回の先制パンチ。強烈な一振りが攻勢の号砲となった。
 先頭の高舘が外角高めの速球をフルスイング。右方向へ流したライナー性の打球はぐんぐん伸びて右翼手の頭上を越える三塁打に。「ボールを芯で捉え、右手で押し込めた」と振り返る会心の打撃はベンチを勢いづかせた。
 「すごい打球だ」。驚いた森広大主将は1死後の打席で後に続いた。外寄りの速球を逆らわず左前に運ぶ適時打。試合開始からわずか7球で1点を奪い、計12安打の攻撃につながった。
 現チームでは、これが公式戦初勝利。昨秋以来、苦杯をなめ続けた悔しさが、厳しい練習に打ち込む力になった。4年前から取り入れるバーベルの重りを使った独自の方法で体幹などを強化。「これだけの練習を重ねたのだから、やれるはず」(森広大主将)。培ったパワーと自信が猛打を生んだ。
 「この試合で初めてチームが一体になった気がする」と森広大主将。信じた道を貫き、先輩たちを上回る高みを目指す。(原口靖志)


2016年07月15日金曜日


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