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<岩手銀>荘厳な雰囲気 旧本店本館修復完了

旧本店本館の正面。赤れんがに白い花こう岩を帯状に組み合わせた建築様式は「辰野式ルネサンス」と呼ばれ、盛岡の街並みに溶け込む

 盛岡市中ノ橋通の国の重要文化財「岩手銀行旧本店本館」の保存修理が終了し、17日に「赤レンガ館」としてオープンする。1911年の完工当時の重厚な西洋建築を再現し、市民が利用できるホールなどを備えた。盛岡の新たな交流拠点になる。
 緑色のドームと赤れんがの壁面を仰いで建物に入ると、吹き抜けの営業フロアが広がる。レトロな営業カウンターや執務机があり、天井や壁には手の込んだ装飾。多目的ホールとして貸し出される。隣のラウンジには観光案内を設けた。
 2階からフロアを一望すると、シャンデリアの光が茶色の床に映り込み、荘厳な雰囲気を醸し出す。
 1、2階の有料ゾーンは重役室などで岩手の金融史や昭和のノベルティグッズを展示。金庫室のダイヤルに触ることができる。建物解説のシアターもある。
 同館は旧盛岡銀行本店として建てられた。東京駅丸の内駅舎を手掛けた明治期の建築家辰野金吾と盛岡市出身の葛西万司が設計。60年に岩手銀本店となり、83年の本店移転で中ノ橋支店になった。94年に重文に指定され、老朽化などで2012年に営業を終了。保存修理を進めていた。
 17日はオープン記念のコンサートなどがある。開館は午前10時〜午後5時。毎週火曜と年末年始は休館。有料ゾーンは16歳以上300円、小中学生100円。


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2016年07月15日金曜日


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