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<都知事選>都政混乱に終止符を

 「政治とカネ」の問題で、2代続けて知事が任期途中で辞職した東京都の知事選が14日、告示された。自民党は分裂、共闘する野党は駆け込み合意と波乱含みで舌戦に突入した。4年後の東京五輪や少子高齢化、首都直下地震への対応など課題は山積する。候補者は「東京を変える」「混乱を終わらせる」などと訴え、丁々発止の論戦に挑んだ。
 前岩手県知事で元総務相の増田寛也氏(64)は千代田区の永田町近くの選挙事務所前で第一声を上げた。
 自民、公明両党の国会議員や都議、区長らが見守る中、増田氏は「都政は課題が山積している。混乱に終止符を打たなければならない」と強調。首都の一極集中や少子高齢化に警鐘を鳴らしてきた経験に触れ、「古里東京の人口問題や課題を外から見て、処方箋を描いてきた。責任感と使命感を持ち、世界一の東京にする」と訴えた。
 自民党の谷垣禎一幹事長は「今までしばしば(都知事の)候補者選択を誤った。今回は都民のために仕事をしてくれる増田さんを選んだ」と語った。
 増田氏は午後にJR立川駅前で都内の市長や町長を前に演説し「首長の気持ちを受け止め、政策を実現する」と力説した。
 いち早く出馬表明した元防衛相の小池百合子氏(64)は、緑のはちまきをして地元・豊島区の池袋駅西口で口火を切った。自民党の支援を受けずに選挙戦に臨む。「一人の人間として組織やしがらみを超えて知事選にまい進する」と語気を強めた。
 民進、共産、社民、生活の野党4党の統一候補として立候補した鳥越俊太郎氏(76)はJR新宿駅前でマイクを握った。ジャーナリストとしての経験をアピールし「報道の現場を歩いてきた。何が問題か見極め、変えていく、そういう仕事をしたい」と声を上げた。


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2016年07月15日金曜日


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