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北東北3県地銀 大学と企業の連携仲介

協定書を前にポーズをとる北東北3県の国立大学長と地銀頭取

 大学が持つ知的財産を中小企業に提供して広域的な地域活性化につなげようと、青森、岩手、秋田各県の国立3大学と地方銀行3行が14日、秋田市の秋田大で連携協定を締結した。大学と銀行が県境を越えて連携するのは全国でも珍しいという。
 協定を結んだのは弘前大、岩手大、秋田大と青森銀行、岩手銀行、秋田銀行。
 「ネットビックスプラス」の名称で、3大学が保有する特許や技術をデータベース化して3行の取引先企業に提供し、新事業の創出などを目指す。法人組織は設けない。秋田大が連携を持ち掛け、本年度に協議が本格化した。
 北東北3行は2003年から連携し、首都圏での商談会の開催などを通して取引先企業のニーズを把握してビジネスにつなげる「ネットビックス」に取り組んでいる。3大学も独自に連携していたが、深刻化する地域課題に対応するため、6者で協力することで一致した。
 締結式には学長と頭取計6人が出席。終了後に記者会見した秋田大の山本文雄学長は「秋田で課題となっている人口減少は他県でも似た状況にある。中小企業の要望に応えていきたい」と意気込みを語った。岩手大の岩渕明学長は会見で「(東日本大震災からの)復興の促進に効果的な動きができる」と説明。岩手銀の田口幸雄頭取は「広域連携によって、優れた知恵が出てくるはずだ」と話した。


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2016年07月15日金曜日


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