広域のニュース

<日銀基調判断>東北景気5カ月連続据え置き

 日銀仙台支店は15日、東北の7月上旬の金融経済概況をまとめた。東北の景気は「緩やかな回復を続けている」とし、基調判断を5カ月連続で据え置いた。
 各項目のうち、設備投資は「堅調に推移」から「緩やかに増加」に上方修正。6月の東北の企業短期経済観測調査(短観)によると、新製品生産や合理化に向けて投資に乗り出す企業が製造業を中心に多かった。
 個人消費は「底堅く推移」の前に「一部に弱めの動きもみられる」と追加し、3年9カ月ぶりに判断を引き下げた。百貨店で腕時計や宝飾品など高額品の販売に陰りが見え、日用品や衣料品の購入では消費者の節約志向が強まった。
 生産は「横ばい圏内の動き」との表現を維持。新興国経済の減速で輸出用の自動車やトラック、建設機械の部品製造に弱さがある一方、部品工場の爆発事故や熊本地震の影響を受けた国内の自動車生産は以前の水準まで回復した。
 公共投資と住宅投資は「高水準で推移」、雇用・所得は「改善」でいずれも判断を据え置いた。
 個人消費の弱さについて、竹沢秀樹支店長は「企業への聞き取り調査では、景気の先行き不透明感や社会保障負担の増加懸念で余分な支出を控えているとの声が聞かれた。年初来の株価の下落が消費者心理を冷やしている面もある」と指摘した。


関連ページ: 広域 経済

2016年07月16日土曜日


先頭に戻る