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<楽天>座談会 チーム奮闘…キーマンは?

西武戦で逆転の3点適時二塁打を放つ銀次。打撃の復調が後半戦浮上の鍵を握る=1日、コボスタ宮城
日本ハム戦で苦手だった犠打をプロ入り後初めて決めたオコエ=5日、荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた
西武戦で初打席本塁打を放ち、ナインに迎えられるペレス。後半戦の起爆剤として期待される=12日、西武プリンスドーム

 東北楽天を担当する取材班4人が、前半戦の戦いぶりを振り返るとともに、後半戦の巻き返しに向けたキーマンなどを語り合った。

◎則本、最多勝もオコエ台頭

 A 借金11、4位の折り返しはどう思う?
 B 開幕前、評論家の順位予想は最下位が圧倒的だったのを考えれば健闘か。昨季は前半戦5位だし。
 D 5月の9連敗が痛過ぎる。あれがなければ今頃借金5以下かも。
 C 新外国人ゴームズが自信をなくし帰国。松井稼、藤田、今江、辛島らけが人も続出した。
 A 一番響いたのは嶋の離脱。今はベテランが少なく、苦境を支えるリーダーがほぼ嶋しかいない。
 C 確かに。4月24日の西武戦でメヒアに3本塁打被弾した試合後、ベンチ裏で嶋が号泣しながら「悔しい。絶対この悔しさを忘れるな」と訴えていた。あれで少し持ち直した。
 A それはドラマ「スクール・ウォーズ」をほうふつさせる熱い場面だね。
 C でも振り返れば、あの西武戦が借金生活の始まり。5月14日からロッテにサヨナラ2連敗後、秋田で選手の決起集会を開いた嶋が次の盛岡でけが。結局、ずるずると9連敗した。
 B あとは開幕から救援陣が不安定だった。
 A 個々の好不調はあったけれど、救援陣は役割分担が頻繁に変わって気の毒だった。昨季勝ちパターンの福山、青山も負け試合で投げた。春先は、延長戦を見据え、同点の終盤に福山を出し惜しみして別の投手が打たれて負けたことがあった。投げる方は気持ちの持っていき方が大変だったと思うよ。回またぎの登板も目立った。昨季の松井裕に続き、2年目安楽を先発から救援に転向させたのに、すぐ2軍降格させたし。
 D でも、底を打った感はある。5月下旬に小山投手コーチが1軍昇格した効果かな。特に6月の救援防御率2.48はリーグトップ。安定してきた。
◎銀次とペレスが起爆剤に
 A 少し明るい話をしようか。茂木、オコエ、足立と新戦力が台頭した。
 B 茂木は「ゴールデングラブ賞をあげたい」と監督が話すくらいに遊撃守備が伸びた。オコエも他の外野手の動きがスローに見えるほど守備範囲が広い。2人はパ・リーグ新人王の有力候補だね。
 A 3位ロッテとは10.5ゲーム差がある。巻き返しのキーマンは?
 C 銀次。責任感が強いし、後半戦は打率3割5分は打って、最終的に3割に乗せてくれるはず。前半戦は勝ち越し、逆転打が合計6本。ウィーラーに次ぐ勝負強さだった。則本も既にリーグ最多タイの9勝。今季は最多勝を狙えるよ。
 D 前半戦最後に2戦連発した新外国人ペレスは起爆剤かな。西武のメヒアが一昨季、途中加入で本塁打王になったような活躍をしてくれればいいね。
 B 松井稼、アマダー、栗原、青山ら2軍調整組も黙っていないだろう。
 A 梨田監督かな。勝利に徹した采配が見たいね。8日の試合で、九回に代走で出した聖沢が盗塁で好機を広げ、銀次の決勝打を呼んだ。今までは「もったいない」と代走を惜しんだが、積極采配は見ている方もスイッチが入るからね。あと代打の枡田にも決勝打をもっと打ってほしい。
 A 全員野球で最後まで諦めない戦いを続ければ、上位浮上も現実味が出てくるよね。


2016年07月17日日曜日


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