宮城のニュース

<高校野球宮城>石巻市民球場で試合4割開催

石巻の選手たちの活躍を見守る家族ら=13日、石巻市民球場

 開催中の全国高校野球選手権宮城大会で、県内4会場のうち今年は石巻市民球場で過去最多の31試合(既に消化した試合を含む)が組まれ、全71試合の4割以上と実質的なメイン球場の役割を果たしている。背景には、プロ野球東北楽天の本拠地、楽天Koboスタジアム宮城(コボスタ宮城、仙台市宮城野区)の使用日数が減った影響がある。

 県高校野球連盟によると、2000年にオープンした石巻市民球場は02年から大会の会場に加えられた。05年に東北楽天がプロ野球に参入すると、東北楽天の本拠地球場の使用日数が減少。東日本大震災後は被害を受けた名取市の愛島球場が使えなくなり、石巻市民球場の使用日数が増えた。
 加えて、今年はコボスタ宮城の内外野が人工芝から天然芝に改修され、芝の養生日が設けられた。このため、例年は最大で7日間ほどあった使用日数を開幕日や決勝が行われる最終日など5日間に縮めて計画。実際には、開幕が雨で1日ずれ込んだことによる会場変更で4日間となった。
 県高野連の松本嘉次副理事長は「球場確保の関係で石巻市民球場での試合が増えたが、会場がどこであっても、選手たちに最高の舞台を用意したい」と話す。
 石巻市周辺の住民にとっては、石巻市民球場で地元チームを応援できる可能性が高まる。13日の2回戦では石巻が勝ち、スタンドが沸いた。阿部修也選手(3年)の祖母節子さん(73)=登米市津山町=は「孫が頑張る姿にエネルギーをもらえる。近い会場で見られるのはうれしい」と喜ぶ。
 気仙沼市の第1シード東陵も登場し、初戦を突破。石巻市稲井中から東陵に進んだ吉野精隼選手(3年)の母嘉子さん(46)=石巻市=は「地元の方々が応援してくれるのがありがたい」と、次に同球場で行われる試合を心待ちにした。


2016年07月17日日曜日


先頭に戻る