岩手のニュース

野口久光氏の映画ポスター 手書きの味わい

フランス映画「大人は判ってくれない」のポスター。(c)Hisamitsu Noguchi

 映画ポスターデザインの第一人者として知られる野口久光さん(1909〜94年)の作品を集めた「シネマ・グラフィックス展」が、岩手県盛岡市本宮の岩手県立美術館で開かれている。タイトル文字や俳優名も、全て手描きで作品内容を表現した絵画としてのポスターを鑑賞できる。東北では初開催。8月21日まで。
 「大人は判(わか)ってくれない」「禁じられた遊び」など欧州映画を中心に、1930〜60年代に制作したポスター約150点を展示。映画スターのポートレートや映画雑誌の装丁デザインも並ぶ。
 野口さんはジャズ評論家としても知られ、同展では手掛けたジャズのレコードジャケットなども紹介している。22日は開館時間を午後9時まで延長し、野口さんの長男でジャズピアニストの久和さんによるコンサートとトークイベントを開く。
 県立美術館学芸員の吉田尊子さん(46)は「盛岡は映画の街だから、往年の名作のポスターになじみがあるファンは多いはず。若い人にもコンピューターグラフィックスでは出せない手描きならではの味わいを知ってほしい」と話す。
 午前9時半〜午後6時。8月15日を除く月曜は休館。入場料は一般1000円、高校生・学生500円、小中学生300円。連絡先は県立美術館019(658)1711。


関連ページ: 岩手 社会

2016年07月17日日曜日


先頭に戻る