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<ベガルタ>ウイルソン・奥埜 復活ゴール

新潟−仙台 後半21分、仙台・奥埜(右)が勝ち越しのシュートを決める(鹿野智裕撮影)

 「ピンチの後にチャンスが来る」。後半21分、味方がゴール前で球を奪った直後、こう信じていた奥埜は、自陣深くから猛然と前線に駆け上がった。左後方から、ウイルソンの絶妙なパスが通る。エリアの手前、守備の寄せが甘くなったのを見逃さず、左足を振り抜いた。ネットを突き刺したシュートは、連敗を止める値千金の決勝弾となった。
 昨季はチーム最多タイの7点を挙げ、仙台の年間MVPに輝いた。だが今季は、わずか2ゴールにとどまっていた。「攻撃で仕事ができていなかった」と焦りがあった。渡辺監督の助言を受けながら、再び活躍する日を思い描いていた。
 12試合ぶりの先発出場で、同じ思いを抱いていたウイルソンは先制弾でチームを勢いづけた。後半9分、左サイド中央付近からドリブルで駆け上がり、落ち着いて守備をかわした直後、エリア手前から右足でシュートを決めた。5月以来のゴール。「勝利に貢献することだけを考えて試合に臨んだ。本当にうれしい」。エースに笑顔が戻った。
 指揮官は得点した2人について「このゴールで調子を上げてほしい。チームにとっても大きな成果だ」と声を弾ませた。不振だった2人が、復活を果たした。目標のトップ5に向けた反転攻勢はこれからだ。(狭間優作)


2016年07月18日月曜日


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