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<アウガ>三セク特別清算へ青森市方針

JR青森駅前の複合商業施設アウガ=2009年3月

 経営不振が深刻な青森市の複合商業施設アウガについて、市が債務超過に陥っている運営会社の第三セクターを特別清算により解散させる方針を固めたことが17日、分かった。ただ解散には市などが計二十数億円を債権放棄することが不可欠。市議会の同意を得られるかなど、実現に向けて不透明な部分が多い。
 市が今月末にも発表するアウガ公共化の最終案に特別清算による解散を盛り込む方針。三セク「青森駅前再開発ビル」の債権については、市が十数億円、金融機関が約6億円、地権者らが約2億円をそれぞれ放棄することを見込む。
 市が特別清算を選択したのは、通常の破産と異なり、破産管財人を置かずに市主導で手続きを進められるため。市は特別清算による解散のスキームを今年3月までにまとめていたが、一部の関係者と合意できず、公表がずれ込んでいた。
 三セクは現在23億円以上の債務超過の状態で、8月中にも運転資金がなくなる恐れがある。このため市は8月上旬に臨時議会を開き、今月5日の臨時議会で否決されたアウガ修繕積立金を支援金に充てる条例案を再提出することを検討している。
 市議会にはアウガを巡る対応で迷走した鹿内博市長への不信感もあり、条例案が再提出されても可決の見通しは立っていない。
 一連の問題では、鹿内市長が経営不振の責任を取り、アウガ公共化の関連議案が可決された後、辞職すると表明している。


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2016年07月18日月曜日


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