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競技けん玉出地域おこし 東京から山形へ移住

難易度の高い技を披露する秋元さん

 競技用けん玉生産日本一の山形県長井市で、国内トップ選手の秋元悟さん(33)が地域おこし協力隊員を務めている。5月に東京都から移り住み、地元の小中学生らに指導し、イベントで妙技を披露するなどけん玉の魅力を伝えている。23、24の両日に広島県廿日市市で開かれる第3回ワールドカップに出場予定で、「いい結果を出して長井を大いにPRしたい」と意気込む。
 小学5年の時、同級生の影響で初めてけん玉に触れた秋元さんは、慶応大2年で本格的に技を磨き始めた。当時夢中になっていた乗馬のバランス感覚を鍛える目的だったが、奥深さに心酔していった。
 同大4年で日本けん玉協会の初段を取得。現役最高位の6段を目指し、大学に2年長く在籍した。卒業後はフリーのパフォーマーとして活動。各種大会で上位成績を挙げ、2014年の第1回ワールドカップで日本人最高の3位に輝いた。
 競技活動を通じ、けん玉で地域活性化を図る長井市のことを知り、観光振興を担う協力隊員になった。
 同市は「けん玉のふる里プロジェクト」と銘打った地域振興策を展開中。拠点のけん玉体験施設「SPIKE」で、秋元さんはプロジェクト実行委の仲間たちと連携し、技の紹介や指導に当たる。
 けん玉を製造販売する同市の「山形工房」社長の梅津雄治さん(30)は「国内外で幅広いけん玉人脈を持つ秋元さんが来たことで周りの人々を巻き込み、長井を全国に発信できる」と今後の活躍に期待する。
 「ワールドカップのような大会をここ長井で開きたい」と話す秋元さん。「そのためにも今回の大会で納得のいく結果を出し、けん玉生産日本一の長井を全国に印象付けたい」と抱負を語る。


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2016年07月18日月曜日


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