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<18歳選挙権>秋田大生 学内新聞に手応え

新聞発行を通して感じた若者の政治参加に向けた課題を語る佐々木さん

 秋田大の新聞サークル「AUP秋田大学報道局」は、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられた10日投開票の参院選に合わせ、選挙を特集した新聞を2回発行した。編集の中心となった佐々木里帆さん(22)=教育文化学部4年=は「学内の18、19歳の投票率は思ったほど高くなかった」と振り返る。新聞を出した効果には手応えを感じており「新聞を読んで政治に関心を持った学生もいた」と語る。
 報道局が新聞を発行したのは公示日(6月22日)と投開票日(10日)。「18歳選挙権」導入の意義を研究者に聞いたインタビュー記事を載せ、参院選への関心度や投票へ行くかどうかなどを学生100人にアンケートした結果も紹介した。
 アンケートで「選挙に行く」と答えた学生は20歳以上も含めて61%に達した。しかし、学内に設置された期日前投票所は近所の人や教職員が目立ち、学生は少なかった。秋田県によると、秋田選挙区の18、19歳の投票率は39.97%で、全体の60.87%を大きく下回った。
 佐々木さんは18、19歳が低投票率だったことについて「住民票を移していない学生がいたことに加え、身近に感じる政策論争がなく、棄権した人もいたのではないか」とみる。
 うれしい反応もあった。「投票には行かない」と言っていた学生が、報道局の新聞を読み、同大の期日前投票所で投票した。
 「候補者がもっと若者向けの政策を訴えることに力を入れたり、今回の新聞のような存在があったりすれば、『政治はそんなに遠いものではない』と感じるのではないか」と佐々木さん。若者が周りの若者と政治について語り合う機会がもっと増えることを期待している。


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2016年07月20日水曜日


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