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「秋田がん患者会」病気も山も乗り越える

参加者と言葉を交わしながら登る田部井さん(手前左)=仙北市の駒ケ岳

 秋田県内のがん患者と家族、医師ら約70人が16日、岩手、秋田両県にまたがる駒ケ岳の登山に挑戦した。盛りを迎えたニッコウキスゲの花などを楽しみながら、自分のペースで歩いた。
 患者会や医師らでつくる「あきたがんささえ愛の日実行委員会」が毎年企画している登山で5回目。特別ゲストの登山家田部井淳子さん(76)=福島県三春町出身=が同行した。
 参加者は歩く距離に応じて3班に分かれ、仙北市側の8合目の登山口から出発。患者らは最も短い阿弥陀池までのコース(約2.4キロ)を約2時間かけて登った。
 田部井さんは68歳で乳がんの手術を受けた後、がん性腹膜炎も患い、抗がん剤治療を続ける。「皆さんと歩いて自分も励まされた。自然の力は大きくどんな人も元気になる」と話した。
 メンバーと交流のある石巻市の太田郁子さん(72)も参加。4カ月前に肺がんの手術をしたばかりだが、「大勢で登るのがこんなに楽しいとは」と喜んだ。
 県南部の患者会「あけびの会」代表で、肺がんを経験した藤井婦美子さん(68)=美郷町=は「自分の力で成し遂げたという達成感がある」と語った。


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2016年07月20日水曜日


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