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<私たちのビートルズ>千載一遇「生」に興奮

やはりビートルズファンの弟・良さん(68)のレコードコレクションが並ぶ事務所で、武道館公演のチケットとパンフレットのレプリカを持つ斎藤さん=仙台市泉区

 ビートルズの初来日から6月29日で半世紀が過ぎた。名曲に心躍らせた仙台、東北のファンに、あふれる「ビートルズ愛」を語ってもらった。

◎初来日50年 track1 目撃者/仙台市太白区 斎藤晋さん

 「会場で女性用の下着を売っていたことを覚えています」
 1966年7月2日、東京・日本武道館でのビートルズ日本公演の最終日に居合わせた仙台市太白区の不動産業斎藤晋さん(70)が振り返る。隣席の女性が立ち上がると、椅子がぬれていた。「失禁した人は、確かに多かったと思います」
 当時20歳。市内の高校の夜間部に通いながら働いていた。友人が公演チケットの抽選に往復はがき100枚を出して応募し、高倍率の中で3枚当選。千載一遇の幸運に恵まれた。
 公演の1週間前に予定されていた高校の運動会が、雨で公演当日に延期されかかった。仲間と必死に校庭の水気を取り、予定通り決行させた。
 「3階席から双眼鏡で、一番好きだったジョン・レノンを見続けました。とにかく『生の顔を見る』のが目的。音楽がどうだったかは正直覚えていません」。ちなみにジョンと同じ10月9日が誕生日だ。
 ビートルズに触発され、バンドを組んだ。75年には武道館で開かれた第6回世界歌謡祭に出場。「同じ武道館のステージに立ち、胸がいっぱいになりました」。グランプリは中島みゆきの「時代」だった。


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2016年07月20日水曜日


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