岩手のニュース

津波避難の課題探る 被災地釜石市で訓練

津波避難場所の高台に向かう工事関係者

 岩手県釜石市は20日、津波避難訓練を実施した。沿岸部の市民ら1500人以上が参加。震度5強の地震が発生し、約30分後に巨大津波が襲来するとの想定で、津波避難場所を目指した。
 訓練は、市が防災会議内に今月設けた「命を守る避難訓練検討専門委員会」の議論に生かすのが狙い。課題の洗い出しを通じて効果的な訓練の在り方を探り、11月5日(津波防災の日)に予定する次回訓練や避難計画策定に反映させる。
 市役所近くの高台には市職員のほか、工事関係者が避難した。市防災・危機管理アドバイザーの斎藤徳美岩手大名誉教授は「住宅再建が進んでおらず、住民が少ないのは仕方がない。参加率を高め、いざという時に逃げてもらうための知恵や工夫を専門委で考える」と話した。
 斎藤名誉教授による市職員向け講習会もあり、約70人が聴き入った。市は職員研修の一環として、全職員に受講させる方針。


2016年07月21日木曜日


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