宮城のニュース

<E番ノート>板挟み

フェルナンド外野手

 複数の上司との間で板挟みになるのは何も会社員だけではない。個人事業主たるプロ野球選手も同じだ。
 2年目のフェルナンド外野手。平石2軍監督の下、約1カ月間ノーステップ打法の習得に取り組んできた。しかし、今季初めて1軍に合流した17日、「振りが小さくなっている」と礒部打撃コーチから指摘を受け、慌てて足を上げる元のフォームに戻した。
 低打率という課題を克服するか、長打力という長所を伸ばすか。どちらも本人のためを思った指導には違いない。「いずれにせよ、最後は結果で責任を取るしかない」と自分に言い聞かせるように語った。
 初打席は翌18日の日本ハム戦(札幌ドーム)の八回。代打で左翼フェンス直撃の二塁打を放った。「足を上げて強い打球が飛ばせた。回転のぶれが少なくなったのはノーステップを試したおかげ」。双方への配慮をにじませた。
 この人柄と4カ国語を操る能力をもって「引退後は球団通訳に」と待望論が出るブラジル出身の24歳。その前に、まずはバットで生きる道を切り開いてほしい。(佐藤理史)


2016年07月22日金曜日


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